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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

大阪城公園の駐車場とツバメ

2020-03

今日、大阪城公園へ行ったときに撮った写真。場所は南側にあるバス専用の駐車場。多分去年の今頃は、観光バスでいっぱいだったと思う。実はここは、かなり以前はこのような普通車用の駐車場だったが、インバウンドという言葉が巷で有名になったころに、ここも観光バス用の駐車場に改装されたのだった。

この前書いてから、とくに最近はずっとほとんどバスがいない状態だったが、今日はバスではなくてたくさんの自家用車が並んでいてびっくりした。それぞれの区画の右端に、小さく書かれた看板が置いてあって、「一つの区画で一台」とか書かれてあった。つまり大型の観光バスが並ぶ区画に乗用車が一台だけという何とも贅沢な状態。まあ使う人たちがお互いに近づかないようにという考えはよく分かる。白線はそのままでいいし、アイデアとしてはよく分かるが、ちょっと笑ってしまった。でもここの東側は、今も昔からのバス用駐車場のままだったが、そこには大型バスが一台だけで寂しそうに停まっていた。

ここから公園の下の方へ降り、東側の外堀沿いを歩いた。いつものカモ類は、マガモやキンクロハジロ、オオバンなどが居たが、もう全部で30羽ほどだったか。まもなく一斉に北へ戻っていく時期だなと思っていたら、池の上をいくつも、小さくてすばしこく飛ぶ鳥が見えた。落ち着いてよく見るとツバメだった。このあたりではあまり見ないが、水でも飲みに来たのだろうか。でもこんな時期に見るのは初めて。彼らはちょうどカモたちと入れ替わるような感じで、日本にやって来たばかりなのかと思ったりした。

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大阪城の梅林2020

2020梅林
昨日、大阪城公園で撮った梅林の写真。

久しぶりに東の内堀の脇を通ったが、水辺のカモは4羽くらいだったろうか、いつもの年にくらべると、ほとんど姿はなかった。またその内側に、写真のように大きな梅林があるが、すでに開いている花もあって中へ入ると、ふくよかな香りもただよってきて驚かされた。でもこれらが地球の温暖化のせいかと思うと、多少不安な気持ちにもなった。

またそのあたりに来る前に、中央道に面した観光バス用の大きな駐車場の脇を通ったが、そこには無数のバスがびっしりと並んでいた。でもいつもならおめでたいはずの春節の影響だが、今年はまさにコロナウイルスの渦中。明日からは、中国人の団体旅行は中止となったそうだし、それはそれで不安で悩ましい気持ちになった次第。

2020年令和2年明けまして

2020年 明けましておめでごうございます

かなりしばらく空いてしまいましたが久しぶりに書きます。でも少しだけ。

空いた原因は、まず病気のことがありました。おかげさまで回復できましたが、昨年はなかなか大変でしたから、年が代わった初詣では、今年はきっとよい年になりますようにと祈る気持ちで手を合わせました。また名古屋にいる娘夫婦も来たので、三日には奈良の春日大社にも行ってきました。天候もよく気温も穏やかで、気持ちのよいお正月を楽しんできましたが、これからもずっとよい年のままで進んで行きますようにと願う気持ちです。

まあ今年からここに書くのは、昨年までよりずっと少なくなるかもしれませんが、無理せずに、ほそぼそとでも書き続けていければと思っています。

鏡の会

あっという間に一ヶ月。今回はとりあえず近況報告だけを。

明日が今月の最終日だが、「鏡の会」が午後3時から京大は近衛の楽友会館で催される。恩師の田中喬先生が建築学会賞でもらわれた記念品の鏡にちなんでつけられた名前だが、残念ながら田中先生は昨年5月にお亡くなりになったので、今回は先生を偲ぶ会ということになる。

それに合わせて同級生で、比叡山にある先生のお墓参りを企画したので、花や線香も家内に頼んで用意してもらい、明日は早朝から出かける。参加する友人が、大学院時代に携わったコンペや実現した建物の図面、ゼミのレジュメなどを持ってきてくれるとのことで、終日、しめやかでなつかしい一日になりそうだ。夏の終わりにふさわしい記憶になるのだろうと思う。

近況など

前に書いてから少し間があいてしまった。久しぶりに近況報告でも書いておきます。

まあ連休もあったし、出来事はいろいろあったのだが、いまさらわざわざここに取り上げて書くべきことはないようだ。

ざっと振り返ってみると、仕事では進行中の高気密高断熱の住宅について、ほぼまとめるところまできたことだろうか。高気密高断熱の住宅は今までに何軒もやっているが、いわゆる在来木造での経験は初めてで、実施設計に入ってからかなり難航した。確かに伝統的な「夏を旨すべし」という造り方とは考え方からまったく違うので、とまどいもしたし、とくにディテールの点では正直、最初は暗中模索の状態だった。

とりあえず現在の比較的一般的と思われるやり方を踏襲してまとめることにしたが、日本の在来木造と高気密とは基本的な方向性が真逆で、現状のやり方が理想的なものとも思えない。まだまだ発展途上の技術なんだろうが、とりあえず現在の高気密高断熱住宅の技術的ボキャブラリーについては、一通り身に付けることができたように思う。

あと、在来木造についても、この前やった木造というと寺院のお堂(護摩堂)で、これは宮大工さんとの仕事だし、まったくの特注仕事で全てが手加工だから、歴史的な先例はあっても、組み方や寸法などはまったく自由に決めていける。というか自由すぎて歴史資料を参照しないと考えが進められないくらいのものだった。

それに対して、現在の在来木造工法は基本的にプレカット工場での加工を前提としているので、その許容範囲を知らないと古民家のデザインを参考にしようとしても、そう簡単にはいかず、ましてや高気密のこともあるので話がかなり複雑になってしまう。まあこれが難航した一番の原因だった。

さて次に読書のこと。継続して読んでいる山川書房の世界の歴史とキーン氏の日本文学の歴史のことを。

まず世界の歴史では、前に書いた東南アジア史のあと、中央ユーラシア史と中国史を読んだ。とくに中央ユーラシア史は井上靖氏の「河岸に立ちて 歴史の川 沙漠の川」という本をたまたま同時に読みなおしていたのもあってとても面白く、今まで知らなかった中央アジア世界について本当に何枚も目からうろこが落ちた。古代からあんなにも豊穣な世界がそこにあったことはまったく知らず、中央アジアを見る目自体が変わったように思う。

日本文学の歴史は、少しペースが落ちたが多分前に書いてから12,13巻まで読了。明治、大正、昭和前期くらいまでか。夏目漱石に対して期待したほどの評価がなかったことや、谷崎潤一郎、川端康成氏についての叙述が圧巻で、とくに印象的だった。