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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

カモたちの帰還

今朝のウォーキングのこと。
最近は仕事での建築ウォッチングもあって、大阪城公園方面だけではなく、自宅から反対側の南や西などあちこちに行ったりしているが今日はいつもの大阪城公園だった。

一昨日にも行って、そのときには今まで通りで水面に水鳥はほとんどいなかったが、今日行くと遠目にも東の外濠にたくさん見えてびっくりした。堀沿いに歩きながら数えてみると25羽ほどだったか。ほとんどはカルガモだと思ったが、一羽だけ遠くにいたのはオオバンだったと思う。まだまだ夏日もあり暑いから、帰還はもう少し先だろうと思っていたのでちょっとうれしかった。

それから大阪城ホールの前で左に折れて中に入るが、曲がってすぐ、右手に見えている北の外濠にも5羽ほどいた。少し遠かったので正確ではないが、オオバンが3羽いたと思う。青屋門を抜けてから左に折れ、東の内掘沿いに梅林脇の坂を登ったが、ここには今までどおりまったく水鳥はいなかった。

玉造口を出て南の外濠を見ると、遠く西の方に5羽のカモが浮かんでいるのが見えた。遠すぎてよく分からないが、みんな茶色のカモでカルガモのような感じ。

桜の開花とともに旅立ったのはよく覚えている。今見ると4月5日の記事があるから本当にちょうど半年ぶり。その間にどんな空と水の景色を眺めてきたのだろうか。もしできればいろいろ聞きたいとは思うがこれは無理な話だ。またしばらく付き合ってもらえるだけでうれしいと思う。でもまだまだ第一陣で、これからどんな風に帰還してくるのか、興味しんしんというところ。

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東内濠のカモの夫婦

東内濠のカモ20160606

大阪城公園への今朝のウォーキングで撮った写真。場所は青屋門を入ったあたりの内濠。前回に書いたこの濠にいた2羽のペアと同じだと思う。驚いたことに、今朝は岸の手すりのすぐ外にいた。すぐ脇を通ったが以前の東の外濠のペアと同様、まったく動じず、こっちがびっくりしたくらい。ここは手すりの前に植栽がなく、本当にすぐ脇まで近寄れたのでこんな写真が撮れた。

前回に体色が白いオスと書いたのが手前のカモで、外濠のペアのオスとは雰囲気がまったく違うし、身体も多分一回り以上大きい。でもとりあえず今のところ手元の資料では種類不明だ。また分かったら報告しよう。

ちなみに東外濠には今日はカワウが1羽いて、こちらの岸ぎりぎりで泳いだり潜ったりしていた。双眼鏡を手にし三脚のカメラを置いた人もすぐ近くにいたのだが。でも今ごろになって、なんでこんなにみんな人慣れしてきたのか本当に不思議だ。

さて内濠にはもうほかの水鳥は見当たらず、玉造口を抜けて南の外濠へ出ると、今朝は前回の写真で右手の東側にいたカワウの3羽ともおらず。今日はいないのかなと思って南側へ回ると、1羽が同じような場所にいて羽根を広げて乾かしていた。そのときにはまだ東面の方が日差しが強いように思ったが、自分の場所をきちんと定めているのだろうか。

大阪城公園のカワウ

昨日の補足。大阪城公園へのウォーキングで見た南外濠の今朝の景色。カワウが昨日と同じく4羽、石垣の東南角付近ににとまっていた。

大阪城のカワウ201606-2

下が上の部分拡大だが、まず真ん中の丸で囲んだ2羽が夫婦だと思う。両脇のもそうだと思うが、昨日は仲良く左側、南面の石垣裾にいたのだと思う。肉眼ではもっとよく見えているのだが、ガラ携だとトリミングできず、PCに送るときに縮小されてしまうのが残念。この角付近に集まっているのは、おそらく天空がもっとも広く見えるところだからと思う。

大阪城のカワウ201606-1

「おっ!お日さんが照ってきたやないか。わしはあっちの東側に行かしてもらうで。そんなん誰のなわばりて決まってるわけやないのやさかいな。」ということで東に移った旦那さん?は羽根を開いて思う存分日光浴のまっ最中。

真ん中の夫婦は「えらいやつが来たで。マナーちゅうもんを知らへんやつは、ほんまにどうしようもないな、おかん。せやせやほんまや。ほんまにこういうやからはかなわんわ。」とかしゃべりながらも圧倒されて呆然と眺めているだけ。南(左側)の奥さん?は、自分たちの居場所にとどまってひたすら心配顔で旦那の帰りを待っている・・・ようなところなのだろうか?

あと今日もまた冬のコースをとったが、東外濠にはカモが1羽だけポツンと浮かんでいた。一昨日のペアの片割れだろうか。次に青屋門をくぐって東の内濠に出ると、珍しく2羽のカモが優雅に泳いでいた。ペアだろうが、身体の大きなオス?は体色が白くて初めて見るような種類だった。

大阪城公園の鳥たちなど

今朝のウォーキングは久しぶりに冬のコースをとった。あまりいなかったが鳥たちの報告を少し。

まず東の外濠でカモの夫婦?を見た。それも護岸に上がっていてこういう景色は初めて。それなりに警戒心が強そうだし、冬の間にはこんな手すり際の、それも水から上がっていることなどなく、岸近くにさえあまりいなくて、いても近づくと逃げていったものだ。だからちょっとびっくりしたが、脇を通り抜けても逃げ出さなかったので足を止め、振り返って携帯で写真を撮った。

大阪城のカモ201605

今日の大阪の気温は最高29度の予報だったが、朝はまだ涼しく、暑くて上がったわけではないだろう。まあ水の中の方が涼しいとは思う.。でも冬に水に浮かんでいたときは、多分外よりは暖かかったのではないだろうか。何より近づいても逃げなかったのが驚きだった。彼らが北に向かわなかった理由は分からないが、ここに留まることにしたからには、人との付き合いにも多少慣れてきたということかもしれない。

あとは青屋門を入った東の内濠にはまったくおらず。玉造口を出たところの南の外濠でカワウが3羽。最初に見つけた2羽は夫婦のような感じで、1羽は石垣の裾にいてもう1羽はそのすぐ前で水を掻いていた。これは東向きの石垣のところで、朝は日光がまともに照らしているところ。羽根を乾かすにはもってこいの場所だ。ただ南面に回ってすぐの石垣裾にもう1羽いた。

でも春によく見たツグミなどの鳥は最近ほとんど見なくなった。たまにムクドリを見るくらいでスズメだけは多い。ただいつも体操をするところの桜林で、枝葉の中に小さなスズメくらいの鳥がいるのを見た。ほかにも何羽かいたようだが、見えた限りでは羽根に模様がなくスズメではなかったと思う。サクランボを食べに来ているのだろう。でも林のサクラはみなソメイヨシノだから自家受粉できないし、まともな実はつかないはずだが、近縁種の花粉で一応実ができるそうだ。

つまりソメイヨシノとしては挿し木でしか増やせないのだが、そのおかげで全国のソメイヨシノはみな同じDNAを持っている。だから桜前線を描く意味もあるわけだ。最後は鳥から余談にそれてしまった。

旅立ちのとき

20160405
今朝のウォーキングでの大阪城公園の様子。先週行ってから雨の日が多く、週末は行かないので6日ぶりになる。桜は見事に満開になったが、カモたちは激減していた。上は東の外濠の写真だが、多分黄緑の線で囲んだこの二羽だけで、最初はまったくいなくなってしまったと思ったくらい。振り返ってサクラをいれて撮ったが、近くで見ると1羽はキンクロハジロのオス。もう1羽は違う種類(ヒドリガモ)のようにも思ったが雰囲気からしてやはり夫婦だろうか。いずれにせよ仲間がみんな旅立ったあと、どんな思いや理由でまだここにいるのだろうかと歩きながら考えたりしていた。

青屋門をくぐって東内濠のゾーンに入るとここもやはり数は激減。2羽のペアと3羽のグループが1つ目についただけ。まあ3羽のは1羽が水に潜っていたのかもしれない。でもここで不思議な光景を見た。

石垣の裾、水面近くに黒くて大きめの鳥が壁に向いて張り付くように羽根を広げている。最初は何か分からず、一瞬大きなコウモリかと思ったりしてギョッとしたが、やはり鳥だった。ちょっと不気味な感じもして、なんであんな格好であんなところにいるのかとても不思議だった。それから内濠をはなれ玉造口を出て南の外濠に出ると、やはりカモは激減。3組のペアがいたくらいだが、ここでもさっきの鳥が一羽、同じように羽根を広げて石垣の裾に張り付いていた。

帰って図鑑を見て調べると、どうやらカワウ。羽根を広げた写真が載っていて、さっきの石垣の姿とそっくりだった。ウ類は羽根に油分が少なく、潜って餌を採るのだが羽根を乾かすためによくこんな姿勢でいるとのことで、ようやく検討がついた次第。

でも今日見ると先週の景色とは打って変わり、ほとんどのカモたちは、サクラ前線に追われるように北に向けて旅立ってしまったらしい。多少さびしいが、また秋になって戻ってくるのを楽しみに待っていることにしよう。

201603つぐみ
上は先週撮ったツグミの写真。ツグミは事務所裏の公園でもけっこうよく見かけ、ほぼ見分けがつくようになった。もう一種類、同じような体型、大きさの鳥がいて何だろうと思っていたが、「こんなん出てます」というブログを読むと、図鑑で見ておそらくこれかと思っていたシロハラという推測に目途がつき、うれしかった。やはりこういうのがあると、初心者には本当に助かる。

さて前回書いたオオバンは、あんなにたくさんいたのに今日は1羽も見なかった。でも上のブログによると私が行かない北と西の外濠にはまだ少しいるそうだ。ここにはオオタカもいてツバメもすでに来ているらしいが、サクラの下でウグイスの鳴き声が聞こえるところもあるそうだ。そろそろコース変更を考えてみる時期になったのかもしれない。