今日はボーイスカウトの上進式。朝から北部や京都ではかなりの雨のようだったが、大阪市内は晴れたり曇ったりで、午前中の美しい木漏れ日の下で行われた。
大阪城公園のスカウト広場(団内の呼称)で朝10時に集合。わが団もここしばらく減る一方だったスカウトが久しぶりに増えて、今年はここ一年休止中だったボーイスカウト隊が復活した。五名がカブ隊から上進。カブ隊、ビーバー隊にも新たな入隊者がいた。写真の左下はボーイ隊の上進式で、誓いの言葉を唱えているところ。まだ私が団委員になる前、息子(今や真ん中で隊旗を持っている)がやはり上進のときにこういう写真を撮ってもらってとても印象的だったので、注意して各人のを撮ってあげた。
まあ文化人類学で言うイニシエーション(通過儀礼)の一種といってよいだろう。唱えたあとは右手後方に張ってもらった縄を飛び越える。成人式にはまだまだだが、昔の元服ならこの歳くらいでもあったのではなかったかしら。実際の活動内容としても、これからはリーダーの監督下ではあるが刃物や火も扱えるようになる。自分の責任も大きくなるということだ。
右下は、集合時に着ていたカブ隊の服装から、まっさらなボーイ隊の制服制帽に着替えてうれし恥ずかし状態の彼ら。数年前から世界連盟のジェンダー宣言を受けて日本でもボーイ隊に女の子が入れるようになった。ガールスカウト隊もまだあるが、やはりあまりに隊数が少ないし、リーダーも含めてオール女性で、非常に性差の厳しかった時代の名残も感じるので、女の子にとっては多分朗報だったのではないかと思う。
左上は新年度のカブ隊と新入ビーバースカウト。彼女の入隊式が右上の写真。相手がいつもの家族でなく初対面のお兄さんなので体も表情も固いが、それと表裏一体に存在するであろうまっすぐでけなげな感じに打たれる。
