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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

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裸木の鳩

暖冬の気配がほとんど抜けず、まさかこのまま春になるわけがないよと半月ほど前に知人に話したばかりだが、さすがにわたしも、もしかしたらと思い始めている。今日は天候もよくて、陽気に誘われて昼食後久しぶりに裏の公園を歩いてきた。写真は携帯電話のものなのであまりうまく撮れていないが、コブシの木。もはや丸々とふくらんだ大きな花の芽が枝いっぱいについていた。いつもならまだ寒いせいもあるだろう、コブシの芽など今まであまり見たことがなかったので、けっこう大きいのにはびっくりした。

公園の中段では、ユキヤナギがちらほら花をつけ始めていたが、どこからか何やら変なラッパのような音がする。何だろうと上の段まで上がってみると、誰かが法螺貝を吹いているのだった。定年されたくらいかと思われる年配の方だったが、聞き覚えのある歌謡曲の一節や、何だかよく分からないような曲の断片を適当につぎつぎと吹いておられた。お世辞にもいい音とは言えないが、まあ知っている曲ならきちんとそれと認識できるくらいではあるので、意外に自由に音程をあやつれるのだと驚いた次第。

帰り際、道の脇に並んで植わっている大きなムクノキの枝にたくさんの鳩がとまっているのに気がついた。日差しが心地よくてひなたぼっこをしているような様子。でも枝はまだまったくの裸状態なので、今までカラス以外にはあまり見たことのないような変な景色だった。写真を撮ったが、残念ながら失敗。でも暦では確かに今はまだ二月の中旬なのだ。
コブシの芽

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「外断熱」セミナー

昨日「『外断熱』セミナー」という催しがあって行ってきた。場所は中ノ島の「グランキューブ大阪」。ロイヤルホテルの隣で、JRの福島駅から歩くと、川の手前に以前勤めていた美建.設計事務所の入っているビルがあり、久しぶりになつかしい道を歩いてきた。

セミナーは、まあ政府の肝いりというんだろうか、京都議定書の期限も迫り省エネにやっきになっている国交省の活動の一環なのだろう。内容は、専門カ向けということで出向いたのだが、住宅産業の事業者向けに啓蒙を計るというようなもので、もっと技術的な話しを期待していたわたしには少々期待はずれだった。全体で三時間半ほどだったが、まあ内容が盛りだくさんすぎて、それぞれ詳細まで踏み込む前に時間がきてしまうというようなものばかりだったということもある。

ただ「外断熱」という言葉がタイトルに使われているが、セミナーの中ではそれ一語だけではじめから「高気密・高断熱」とセットになっているようで、わざわざカッコに入れてあるのはそういう意味かと途中でようやく気がついた。京都工繊大の設備の先生の話では、断熱材を外に貼っても内側にもうけても熱の収支は同じということで、まあ考えてみれば当たり前かもしれないが、話しは軽くそれにふれただけで、すぐ違う話題に移ってしまった。「外断熱」という言葉は、今では主にコンクリート造の建物について言われることになっているので、熱容量の大きいコンクリート躯体が内側にあるのと外側に露出するのとでは、時間的な熱の挙動においてかなり違いが出ると思うのだが、そのあたりのことまでは、ほとんど聞くことはできなかった。

後半は「外断熱」の建物(主にマンション)の快適性についての啓蒙が主題になってしまい、これは外断熱に加えて高気密・高断熱がセットになってはじめて実現されるようなものだろうが、「外断熱」という言葉だけでそれらが全て前提されているようなことになっていて、最初のうちかなり違和感を覚えた。ましてや省エネのこととなれば、外断熱はあまり関係なくて、ほぼ高気密・高断熱だけですむ話しではないのかしらと思った次第。

ただ中国が省エネをうたい文句に「外断熱」の建物に力をいれていて、年間700万m2ほども作っているというにのは驚かされたし、最初にあった基調講演は京都議定書や環境問題について概観の紹介だったが、そこでとりあげられた「気候変動に関する国連の政府間パネル(IPCC)」の第3次報告書の数値について、少し古いですがもうすぐ年末くらいまでには次のものが出る予定ですと話されていたら、帰宅して夕刊を読むと第4次報告書が出たという記事が載っていて、あまりにタイミングがよすぎてこれには本当に驚いた。

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