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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

カブラリー2007

いよいよゴールデンウィークが始まった。といっても今年は、本当に久しぶりに忙しい時期に重なってしまい、例年のようにのんびりした気分ばかりではいられないのは残念だ。でも連休の最初は、ボーイスカウトのお手伝いに行ってきた。

昨日、大阪連盟主催の「カブ・ラリー」という催しがあり、府下のカブスカウト3000名ほどが淀川の河川敷に集結。今年はボーイスカウトがイギリスで始まって100年という記念の年でもあるそうで、催しも多彩で好天にも恵まれて、あたり一帯が子どもたちの歓声にあふれる一日となった。毎年場所は変るが、今年の淀川河川敷はわが城北地区のテリトリーなので、城北の関係者は前日土曜日の夕方から準備に出かけた。

人数がぜんぜん足りないということだったので私も行ったのだが、そんなアナウンスがあったからだろう、えてしてそういうときは予想外に大勢が集まり、作業も予定より早く片付いて、場所を変えて前祝いで大人の宴会となった。でも夜になって河川敷は風が強くけっこう寒かったので、作業は年配の方には多少きつかったようだ。

まあボーイスカウトの集まりだからお店にはいかず、ある団のスカウトルームに自転車や車で移動。ここがこどものときにあこがれた「秘密基地」を大きくしたような不思議な場所で、工事現場によくある古いレンタル事務所が建っていて、脇の倉庫から道具一式を引き出し、プロパンガスで四台のコンロを使って鍋の宴会となった。メニューの材料は用意されていて、皆で(まあ若い人が中心だが)手際よく洗って並べてあっという間に準備が完了。飲めない人もいるし翌朝も早いので帰った人も多かったが30名以上は残っていたただろうか、若手から年配まで巾の広い顔ぶれで、本当に気のおけない楽しい酒宴となった。

下の写真は当日の閉会式の模様。最後に「ビリーブ」という歌をみんなで合唱したときはちょっと感動的だった。
カブラリー2007

次は、前夜一番遅くまでかかったモンキーブリッジ。初め丸太で組んだときはちょっと不安な感じがしたが、凝り性が集まっているので、どんどん補強が入り、いつのまにかかなり頑丈になっていて、翌日他の地区も二つほど作っていたが、一番見栄えのする立派なものになっていた。

モンキーブリッジ

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演習の始まり

今日から帝塚山大学の設計演習が始まった。今年の学生達はどんなか楽しみだが、多少の不安も、やはりある。まあ去年はまったく架空の敷地だったが、今回は具体的な敷地を奈良公園脇のところに決めたので、少し様子も違ってくるのではと期待している。先週末は、その敷地などを確認するために奈良まで出かけ、久しぶりに奈良公園あたりを散策してきた。ここに書こうと写真もとったのだが、なかなか余裕がない。またそのうちにアップします。

菱屋2007

ちょっと書き遅れたが四月の一日、菱屋の家の施主に昼食を誘われて久しぶりに訪問してきた。昨年後半にも話はあったものの、別々の職業でともに激務の施主ご夫妻に加え、私までスケジュールをあわせるとなるとなかなかタイミングが合わず、結局一年ぶりになってしまった。竣工も春だったので、建物ができあがって春を迎えるのもこれで三回目ということになる。気になっていた今年の冬の様子なども聞かせていただけた。まあ暖冬だったので去年と比較はしにくいが、コンクリートが乾いてきたせいもあるのか住み心地もますますよくなってきたようで何よりだった。

左の写真は庭の風景。カナメモチの垣根の前で縦に細長くピンクに咲いているのはハナモモで、ちょうど満開。その右に黄色い花が少し残っているのはサンシュユ。早春の花だが、去年はほとんど咲かなかったのに今年は枝一杯にみごとな花を見せてくれましたと一階に住まれるお母さんが喜んでおられた。

写真にも写っているお父さんの要望で作った垣根の向こうにある菜園も、去年と比べるとずいぶん変わって畑らしくなり、真ん中でかなり茂っているのは何ですかと聞いたらエンドウマメ。右の写真がそれで、ちょうど花をつけており小さいがなかなか華麗。ランかカキツバタを思わせるような優雅な風情だった。期待した桜はまだ三分から七分咲きくらいだったが、つい先日、みごとに満開になりましたと便りがあった。
菱屋の家-2007春