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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

六月の花

ここしばらく仕事があわただしくて、書いている気持ちの余裕がなかった。写真は撮っていたのだが。今日はそれらをまとめてUPしておきます。

最初はアジサイ。あじさいの花は色が変わっていく。正確には知らないが、土質によっても違うようだし、咲き初めから時間とともに徐々に変わり、最後はピンク系になっていくというのも読んだことがある。写真は咲き始めのもの。今月の初めだったと思う。この淡いブルーは昔からとても好きな色だ。初々しさのようなものも感じるからか。あじさいはうっとおしい梅雨時の花だし、大げさで暑苦しいような気もして若い頃はあまり好きではなかったが、今はそんなことはない。うっとおしい梅雨の景色に、雨になんか負けちゃだめよと言わんばかりの大ぶりな花を添えてくれる姿に、独特のしっとりした情感を覚えるようになってきた。
あじさいの花

次はナツツバキ。通称シャラとも呼ばれる。平家物語冒頭の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕はす。」と歌われる沙羅とは違うらしいが、その連想で植えたりもする。花が少なくなってくる初夏の代表的な花の一つ。まじまじと花を見るのは初めてだが、本当にツバキの花に似ている。
夏椿

最後は、今週久しぶりにやった造園工事の植木の写真。新築住宅の地階にある玄関脇の植え込み。植木の三方園が期待に違わぬ見事な株立ちのヤマボウシをいれてくれた。中央の木がそれで、右脇にアオキを添えた。左は常緑が足りなくなったので裏に植えるはずのものを移動してきたサザンカ。今回は旧家にあった樹木を移植して残していたものもたくさんあり、それらはすでにくっきりした形ができているので植えるのがなかなか難しかった。古い庭石も三つあった。でも言葉を換えればみな個性がはっきりしていて強いわけで、手ごたえもあり、悩んだ分それなりに面白く、やりがいのある作業であった。
玄関脇坪庭

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ヤマモモとコクチナシ

少し前に書いたヤマモモのこと。あれを書いてから二、三日してからだったと思うが、朝、駅へ向かう道を一人で歩いていてふと、「花にふれるとほこりのように花粉が舞った」と書いたが、花粉は普通の花だと確かおしべだから、雌雄異株の場合はどうなるんだろう?という疑問が頭に浮かんだ。もしかするとあれが雄の方で、「花?」がなかった方が雌木なのかもしれないという考えが頭をよぎったが、それならめしべにあたる何かがあってもよいが記憶にないし・・・ということで結論も出ないまま駅へ着き、つかの間の歩行が終わると頭から消えてしまった。

今日はその続きの話しになるが、あのとき写真を撮ったおかげで、写っていた二本についてははっきりと場所や雌雄の違いを覚えていた。しばらく前のことだが前を通りかかると、まだ緑色で未熟だったがそのうちの一本にたくさんの実がついているのを発見。思ったとおり花粉の花(?)がついていたのとは違う方の木だった。やはりそちらが雌木だったのだ
ヤマモモの実-1

写真は今日撮ったもの。まだ全てが紅く熟してはいないが、すでにたくさんの実が下には落ちていた。ついた実が同時に熟すというわけではないようだ。一つ取ってかじってみたが酸っぱくて甘いあの味だった。街中でも同じ味なのは当たり前だが、持って帰って洗ってからの方がよいのかもしれない。
ヤマモモの実-2

最後は、裏の公園で上の写真を撮って帰ってくる途中に咲いていたコクチナシの花。撮ろうとすると甘い香りが漂い、鼻をくすぐった。すぐ近くには普通のクチナシも植わっているが、そちらはまだまったく咲いていない。コクチナシは仕事でもよく植えるが、虫がつきやすいのが難点。小さいので数多くを寄せ植えにしてグラウンドカバーとしてよく利用されるが、ここのは露出した地面に数本がまばらに散って咲いているだけで、ちょっと不自然でさびしい感じ。もとあった大半が虫にやられて枯れてしまった結果かもしれない。
コクチナシの花