松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

新緑と花

このところ仕事が忙しいのと体調があまりよくないのもあって、書くことはたまっているのになかなかアップできない。遅れながらとなるが少しずつでも書いておこう。

真田山公園の新緑2009
上のは、まず先週金曜日に撮った裏の真田山公園の写真。われながら見事な写真。ちょっと実際と違うような気もするが、こんな写真になるとは思わなかった。まだ花盛りの気分は少し残っているが、新緑がすばらしく、出掛けに散歩して思わず撮った写真だ。このあたりには落葉樹で大木のケヤキとムクノキがたくさん植わっているが、どちらだろう。樹形からするとムクノキのようにも思うが、折々に少し剪定されているようなので、遠目ではちょっと分からない。とにかく朝、公園に入ると目の覚めるように鮮やかでウブな緑色が一面に目の中に飛び込んできて、持っていた携帯電話のカメラで撮った。

さて反対側の下を見ると、この前ヤマブキと一緒に咲いていたコデマリがさらに満開だった。でも横にあるヤマブキはもうほとんど散ってしまっていた。
満開のコデマリ2009

次は同じ公園でも事務所のすぐ裏のあたり(事務所の窓から撮った写真)。新緑のイチョウの足元の真っ赤なツツジが満開。鮮やかなこの色を見ると「キリシマ」と呼びたくなるが、ヒラドのようでもあるのでよく分からない。
イチョウとキリシマ

翌土曜日は雨模様だったが、前から企画していた奈良の古建築の見学会をやった。少しよくばりすぎて、車で終日、若い人たちと奈良市内と周辺を走り回った。まあこれはまた書くつもり。

そして次の日の日曜日には、早朝からボーイスカウトで体験会の催しがあり、私はガリバー役になってしばらく地面に縛りつけられたりして、久しぶりにあわただしくすごした週末になった。

その日は朝七時にいつもの大坂城公園集合だったが、風が強く吹き、昼前になっても温度がほとんど上がらずで、かなり寒い一日だった。公園の森の中での催しだったが、強い風がドッと吹いてはあたり一面の新緑の木々の林がざわざわ鳴って、本当にまるで宮沢賢治の童話の世界にいるようだと思ったりした。

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花のなごりに

今年は、ちょうど花の季節の寸前に少し寒い日が続き、サクラも久しぶりに入学式の時期にもまだ咲いていて、それなりに印象的な春になった。

でも温暖化ともあいまって、今年の花の様子はかなり変だと思う。今までなら一緒に見ることなどなかった花が、今一斉に咲いているのだ。今週見た花でとりあえず自分が知っているのを思いつくまま記すと、サクラ数種、シャガ、コデマリ、ヤマブキ、フジ、ツツジ、ツバキ、ユキヤナギ、キクモモ、ハナミズキなどなど。名前の知らない花まで含めると驚くくらいある。

コデマリとヤマブキ2009

藤の花2009
写真は両方とも今朝、事務所に出掛けに裏の公園で撮ったものだ。最初のはコデマリとヤマブキで、次のはフジの花。他に公園ではシャガやモモにツツジなども咲いていた。百花繚乱というと、ちょっと違うような気もするが、気温に反応するのやら、日照時間が延びて気がつくのやら、多分植物によって春の把握もいろいろあるようで、遅かったり早かったり、おもしろいと思った。

さて唐突だが終わる前に、昨日書きそびれた西行法師の歌を書いておこうと思う。
最近読み返した昔の本に出ていて、ちょっと心に響いた歌だ。

葉がくれに 散りとどまれる 花のみぞ
忍びし人に 逢う心地する

なごりの花

帝塚山大学のサクラの花2009
書いてもらったコメントに触発されて、今日は名残のサクラの写真をアップしておきます。

今週から、教えている帝塚山大学の演習が始まったが、その初日に撮ってきた写真。この木は、前にも一度、別の季節の写真をここにアップしたが、表門を入ってすぐの、二階の渡り廊下状になっている通路の下の広場に植わっている、とてもとても大きくて見事なサクラの木(ヤマザクラだと思っているが、一緒に出る若葉の緑が意外に少ない)。構内には他にもサクラの木はたくさんあるが、すでにほとんど散ったか、葉桜だった。

帰り際、いやあやっぱりこのサクラは本当に見事だと思って、持っていたカメラをカバンから出してシャッターを切った。撮ったときは気がつかなかったが、写真で見ると、広場の床に花びらがくまなく散って、これも含めてすばらしい景色になっている。そういえばこの日はあいにくの雨だった。雨にうたれてなお妖艶さが増し、花のなごりの凄絶な気分さえ感じるが、それでも背筋が伸びて凛とした風情はいつものまま、というところが「何ともかっこいいな」とうならせる、自分の中では他にいくつもないすばらしいサクラの木だ。

春の花2009

このところ仕事が忙しくて写真は少し撮っていたが、なかなか書いている余裕がなかった。今日はまとめてアップしておこう。
コブシの花2009
最初はもう半月ほど前に撮った裏の公園のコブシの花。今年はいつになくみごとな花をつけていた。公園では、ほかにユキヤナギが満開だったか。コブシの開花は去年より遅いくらいだが、その後二週間くらいたって公園を通ると、もうシャガもヤマブキも咲いていてびっくりした。今年の冬は暖かいのか寒いのかよく分からないような時候だったが、総じて言えばやっぱり暖かい冬だったと思う。でもそのせいでもうシャガが咲いたのかと驚いた。五月のイメージがある。

次は三日ほど前に撮った同じ公園の別の場所にあるハナモモ。もちろん公園事務所の管理だが、モモばかり趣味で植えているような感じの一画。いつもはサクラの前に終わっているような気がするが、やはりこんな気候のせいだろうか、今年はほぼ同じ時期になった。でも、桃の節句からすると一月近く遅れるのは、旧暦との違いのせいなのかと毎年思う。
真田山公園のハナモモ2009

次は昨日一年ぶり?に訪れたY邸の庭。設計した住宅が完成してからもう丸四年になる。今年は冬の厳冬期の様子を見せていただこうという計画だったが、予定がつかず結局今になった。でもおかげでちょうどサクラの満開の時期。南側に二階建ての大きな建物があるので日当たりが悪く、やはり全て満開とはいかなかったし、後ろの白い壁のために背後の畠にあるサクラの花はあまり映えない。でもそれより写真の中央あたり、庭内のハナモモの濃いピンクの花がなんとも見事だった。その左の大きな木はムクノキでわずかに葉が出てきていたが、その手前のモミジはかなり若葉がしげってきて緑にけむっている状態。ハナモモの右手にあるのがサンシュユで、やはり若葉のように見えるが、これは花のなごり。春一番、早春に咲く無数の黄色い花はとてもみごとだ。おいしいお酒と料理のもてなしに、心も身体も華やいだ気分になった。
菱屋の家の春2009

あとは今日の写真。
朝からボーイスカウトで恒例の緑の募金だった。今年も森之宮の交差点でスカウトたちが声をあげた。今年は参加者が例年にくらべ少なく、いつもは三箇所に分かれて立つが今年は二箇所だけになった。大不況のせいか今年はやはり募金も少ないというのが大人たちの印象だったが、終わって数えてみるとそれほどでもなかった。
緑の募金2009

最後は、そのあと撮った大阪城公園のサクラの花。やはり春の王様、みごとなものだと思ってシャッターを切った。
大坂城のサクラ2009