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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

2009年大晦日

今年ももうすぐ終わり。恒例みたいになってきたが大晦日の書きこみをしておこう。毎年と違うのは今日もまだ仕事をしていたということ。事務所を移したあと11月の半ばごろから体調をくずし、年賀状もぎりぎりになってしまった。

もう遅いのでまとめだけ。仕事では初夏に竣工した住宅が印象的。ただかなり熱心にスタディした仕事が一つ、休止になったのは残念だった。あともちろん11月の事務所移転も記念すべきできごとだった。ただ私のようなところにはあまり関係ないが、景気の冷え込みは最後まで地を這うような低空飛行のままで、どこか静かで寂しいような一年だった。

今年特筆すべきは、やはり自民党から民主党へ政権が交代したことだが、これはどうだったんだろう? できかけの予算編成をみるとちょっと不安が残るが、まあ、来年の展開に期待しよう。

さて恒例のようになったので音楽のことも少し書いておきたい。今聞いているのは「John Coltrane - My Favorite Things - 1961」。最初はヘンデルのオルガン協奏曲を聞こうと思ったのだが、CDが見つからなかった。で、今年の新春、友人に紹介してもらってユーチューブで本当に久しぶりに聞いたジャズの曲。コルトレーン・カルテットにエリック・ドルフィーがフルートで共演している。エルヴィン・ジョーンズのドラムはすごいの一語。はじめはてっきりダブルドラムと思っていた。

My Favorite Things - 1961

来年は年明け早々に久しぶりの海外旅行へ出かける。体調はだいぶよくなってはきたが、気をつけて行ってこようと思う。久しぶりに遠いところまで出かけるが、精神的にも遠いところまで歩いてこられるような旅とならんことを。

ということで来年は、自分のことも含めて新たな展開を期待しよう。
来る年がよき年でありますように

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赤垣会と忘年会2009

昨日は、恒例の赤垣会(あかがきかい)。東京のレーモンド事務所時代の仲間の集まりだと毎年書いているが、もう何年続いているんだろうか。25年くらいは間違いないと思うが正確にはよく分からない。誰か把握している人がいるだろうか。毎年幹事役をしてくれているK氏なら分かるかしら。

閑話休題(かんわきゅうだい)。今年はいつものメンバーに加え3年ぶりにU君が参加。あと去年も参加されたがレーモンドの大阪事務所をやっておられたT氏(昨年引退された)が今年も来られて総勢7人。会場は去年と同じ梅田の太融寺(たいゆうじ)脇の菊寿司で、鯛(タイ)のしゃぶしゃぶ。昨年の味が好評でリクエストが出て今年も同じ鍋だったが、たしかに美味だった。まあ私は去年のはあまり覚えていないのだが。

東京組はこの週末にかけて来ていて、昨日は京都五条の河井寛次郎記念館を皮切りに、三条四条のあたりを徘徊(はいかい)したそうだ。私は仕事で、ぎりぎりで竣工した建物の引渡しが一軒あって、夜の宴会だけの参加だったが、少し遅れて会場に着いた。でもこの木曜日の夕方から熱を出し、金曜日は終日家で寝ていたのでまだ体調がひどく、残念ながら一次会で切り上げさせてもらいタクシーで帰宅した。今日は事前の話からすると、修理の終わった唐招提寺がある西ノ京へ行ったのだろうか。今年は宴会以外まったくつきあえなくて残念だった。(まあ無理しなかったおかげで今日はかなり体調もよくなった。おかげでこれを書けているわけだが)

忘年会というと赤垣会のほかに、この12日に京都は先斗町(ぽんとちょう)のひろ作であった集まりも、どうやら恒例化してきたようで、そのほかに、先日ここに書いたクリスマス会の後であったボーイスカウトのと、仕事関係のが最低一回はあるので、毎年四回は定例のようになってきた。

ここにはまだ書かなかったが12日のひろ作での会は、京都での大学時代の仲間たちの集まりだから、赤垣会よりもさらに古い。でも今までは毎年一回くらいはあっても不定期だった。東京や博多から駆けつけてくる人もいて、日程がビシッと決まる。赤垣会も東京組が主催のようなかっこうなので日程はタイトだ。8月にもなれば少しずつそういう音沙汰が聞こえてきて、序曲の始まりのようなかたちで歳の深まりを感じられるようになってきた。

今年のひろ作の会は、T君が千葉県代表で尺八の全国大会に出るとのことで、たまたまか、NHKで伝統芸能のプロデューサーをやっているS君も顔を出し、隣の店から三味線を借りてきて、興に乗って玄人(くろうと)はだしの演奏を二人でやってくれたのはすばらしかった。とくに三味線を弾きながらのS君の謡(うたい)は絶品で、常盤津(ときわづ)というのか何かよく分からないが、本当に堪能(たんのう)させてもらった。みごとな音楽というか音曲は、まったく一瞬にして独自の「空間」をその場に築き上げることができるようだ。部屋の中が時代ごと変ってしまったのには驚いた。
尺八と三味線

でもこのときも体調がいまいちで、一次会で帰宅した。来年はもっと存分に楽しめる歳の瀬となるように今から祈りたい。

クリスマス会2009

この20日の日曜日にあったクリスマス会の報告。ボーイスカウト毎年恒例の催し。といっても去年はインフルエンザ(まだ新型はなかったが)の流行で中止になった。今年は体験参加者がけっこうたくさん来てスカウト達より多いくらいになり、全部で子どもたちが30名と少し。保護者の方々もいるので総勢60名くらいになった。予定していた小学校の体育館が借りられず残念だったが、クイズや自製の吹き矢による的当て、風船を使ってのバルーンアートなど盛りだくさんの内容で、3時間ほどの楽しい催しとなった。
クリスマス会2009-1

今回、私はサンタクロースに指名され、扮装して最後にお話しをする役になった。といっても前夜にあった月一度の団会議で突然言われたので、かなりとまどった。その夜はそのまま二次会で飲み会になったので、当日の朝、あわててWEBでクリスマスやサンタのことを調べ、考えたあげく「ベツレヘムの星」の話をすることにした。星占いの三博士を、イエスが生まれる場所に導いた星の話だ。一通りの概略にふれたあと、みんなの頭上にも自分の星があって、美しい心でいるとキラキラ輝いていて、サンタも見つけやすいんだよと話した。みんな静かに聴いてくれてホッとしたが、自分にとってもとてもいい経験になった。
クリスマス会2009-2

黄葉と紅葉2009

あっという間にひと月近くたってしまった。事務所を隣の部屋に移すだけと、甘く考えすぎていたのかもしれない。そんなに意識もしなかったのだが意外に応えたのか、先月の半ばに体調を崩してしまった。きっかけは、ちょうど息子がうわさの「新型インフルエンザ」にかかったときで、わたしは熱も出なかったし、親には移らないだろうと医者も言っていたそうだから、どこまで関係があるのか分からないが、彼が39度の熱を出してタミフルをもらってきたのと同時にこちらもダウンした。彼の方は一晩寝ただけであっけないくらいすぐに熱も下ったが、こちらは徐々によくなってはきたものの、完復しないままずるずるときている。

閑話休題(かんわきゅうだい)
前に書いた裏の公園のイチョウがみごとに黄葉したのでその写真をあげておこう。ただこれは日曜日に撮った写真で、まだ少し黄みどりの葉も目立つが、今日はこの写真で上から三分の一くらいの部分にあるような暖色の黄色に一面染まり、本当にみごとな眺めになっている。でも左下にあるサクラの紅葉はすでに散ってしまっている。写真では小さいが、この紅葉は色の階調の微妙なグラディエーションがみごとで、ため息がでるくらいに美しかった。
公園の黄葉2009

次はこの月曜日に撮った写真。奈良市内にある大安寺というお寺の境内。モミジの紅葉がすばらしくて境内に入った瞬間息をのんだ。モミジがあるのは知っていたが、これほど多くてこんな景色になるとはまったく予想もしていなかったので本当に驚いたのだ。今まで隠れていたシンデレラが、突然盛装して目の前に現れたかのようだった。
D寺紅葉2009-2
D寺紅葉2009-1

ここにもイチョウの大木が何本かあり、すばらしい黄葉を見たことがあるが、残念ながら今年はすでに終わりかけだった。
D寺黄葉2009