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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

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光仁会

奈良市内にある大安寺で催された光仁会(こうにんえ)へ行ってきた。別名「笹酒祭り」という。たしか、奈良時代最後の光仁天皇がまだ不遇だったころ、大安寺の笹を切った容器で酒を飲んで体を癒したという言い伝えに基づくそうだ。

今ではかなり有名になったようで、近鉄奈良駅から臨時バスが出てピストン輸送をする。雨が降ろうと毎年同じこの1月23日だが、今年は寒いが天候もよく、土曜日で、しかも若草山の山焼きも今年は同じ日になって、近鉄奈良駅は冬なのにけっこうな人出。行きの臨時バスは満員で、笹酒祭りも大盛況のようだった。

光仁会2010
うら若い乙女が着物を着、笹娘として竹を切って作った銚子?でお酒をついでくれる。受ける猪口も竹を短く切ったもの。写真にあるように、竹の銚子をたき火の廻りに立てかけて燗をつけてある。竹のエキスが沁みだしているのか、味にも独特の風韻があり、なかなか乙なもので、数杯おかわりした。確かに身体にもいいような気がする。

写真のたき火のところを見ていて、ボーイスカウトでもこれをやったら面白いかなと思ったりしたが、考えてみると活動中に酒は飲めないのでそれは無理だ。でもそういえば、同じようにしてパンを焼くのをやっていたことがあったのを思い出した。

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通し矢の続き

写真の取り込みができたので、先日の三十三間堂の通し矢の続きを。
大会の正式名称は、「大的(おおまと)全国大会」。その前にもう少し何かついていたが忘れた。とにかく新成人の男女がそれぞれ1000人近く(ともに900人を超えていたが、やはり男子の方が少し多い)、全国から集まって弓を引く。

通し矢-2
最初の予選は、全員が続けて二本ずつ射て、二本とも当れば予選通過。普段の倍くらい遠い「遠的」という種目で、距離は60mほど。だが、これでも江戸時代に盛んだった本当の通し矢の半分でしかない。往時の競技は、三十三間堂の木製広縁に座り、その端から端までを24時間ぶっ通しで射て、何本当ったかを競ったそうだ。確か一万本以上を射て、8千本以上を当てたのが最高記録というから、何ともすさまじいものだ。

現在の大会は人数が多いので、一度に12人ずつ射る。的は4つ。運良く?隣の的に当ったらと聞いたら、ちゃんと見ている人がいるので、やっぱりだめだそうだ。開会直後の最初が男子の部。男子だけで午前中はゆうにかかるが、射る順番がはっきりしないので、早朝に起きて行ったというわけだ。まあ準備や開会式もある息子は、起きたときにはもういなかった。

彼は残念ながら一本目ではずしたので、その時点で予選通過はならず。でもそれで気が楽になったのか、二本目は見事に当ててきた。見ていると半分以上、三分の二くらいの人は二本とも当らずだった。
通し矢-1

大学ごとに固まって順番が決まっているが、同じ大学では三段の一人が予選通過をしたそうだ(息子は初段)。通過できたのは、確か男子全部でたった20人ほどと聞いたと思う。次の段階は、一本だけ打てて、それも当てればめでたく入賞となり、順位を決める最後の試技となるが、残念ながらはずしてしまったそうだ。

トルコ料理など

友人から、トルコではやっぱり羊を食べるのかと聞かれたので、そのことなど。

トルコ人はもともと中央アジアの遊牧民だから、かなり羊は食べるようだ。ただやはり臭いの問題があって、日本人ツアー向けにはあまり出てこないでしょうと、トルコ人のガイド嬢がバスで話していた。と言いながら、トルコの羊は臭いがあまりなくて、とてもおいしいと宣伝していたが。

一度だけ串にさしたシシカバブ?の料理が昼食に出たが、ほとんど牛肉で、根元に小さな一切れだけ羊の脂身を刺してあった。添乗員嬢によれば、香り付けのためだそうで、食べなくてもよいとのこと。でも世界三大料理の仏中以外の残る一つがトルコ料理だとは、今回初めて知った。確かに、オスマントルコ帝国時代の宮殿やハーレムも見たが、その宮廷料理ともなれば、さぞやすばらしいものだったろうと思う。

ただわれわれは、朝夕はほとんどバイキング形式で、日本人であふれる(たまに中国韓国)大食堂だったので、とても料理を堪能するような感じではなかった。まあ食べた中では、昼食に二回出た魚料理がおいしかったのが印象的。ただ地元では高級料理の部類だそうで、トルコ人はやっぱり肉が好きで、特別な時などに、たまに魚レストランへ行くだけだそうだ。

あとチューリップとヨーグルトは、実はトルコ発祥のもので、トルコ人は宣伝がへたなのでくやしいとガイド嬢はなげいていた。チューリップは咲いていなかったが、ヨーグルトは料理にふんだんに使われているようだった。甘くするのではなく、塩味の飲み物があったり、スープには必ず入っていた。最初、酸っぱいので違和感を覚えたが、ヨーグルトのせいだと分かってからは、なかなかおいしいと思えるようになった。

あとガイド嬢によると、トルコは政教分離ができているし、今のトルコ人はイスラムの教えにはかなり「いいかげん」だとのこと。まあ何より本人がそうみたいだったが、確かにイスタンブールではスカーフをしている人はたまに見かけるくらいだった。酒も飲む(もちろん戒律を守って飲まない人もいるが)。ただ中西部の大きな都市であるコンヤという所へ行ったときは、ここは某宗派の発祥の地で、ここの人は戒律に厳しいですと説明された。確かに町を行くと、女性はみんなスカーフをしていた。

三十三間堂の通し矢

早朝から京都へ行ってきた。本当は難波(なにわ)の宮で、大凧揚げというボーイスカウトの催しがあったのだが、そちらは急遽不参加とさせてもらった。目的は東山七条の蓮華王院、通称三十三間堂とよばれる所で催された「通し矢」を見ること。

私も名前は聞いた覚えはあるが、具体的にはよく知らなかったので昨日少しWEBで調べた。現在のは簡単にいえば、まあ新成人による大弓道大会。全国各地から2000人ほどの新成人の男女が集まり、本堂裏の砂利敷きの庭を使って行われる。

ブログでもたくさん記事が出ていて、かなり混雑することや、とくに女性は晴着に袴(はかま)をはき、さらに胸当てをつける。何と形容したらよいかとまどうが、とても華やかで艶っぽくさえあるが、同時にさっそうとしてなかなか凛々しいいでたちだ。「宝塚的」と言ってよいかもしれない。とにかく成人を祝う気分もあいまって、全体にかなり華やいだ雰囲気であることも分かった。

もう察しがついた方もいると思うが、実は自分の息子が今年成人式を迎え、大学では弓道部に入ったので、これに出場するのを見に行ったというわけだ。ただ、残念ながらトルコ旅行でデジカメを壊してしまい、買いなおす暇もなくてしかたなく娘のを借りて行ったが、コンパクト型で光学ズームもついていなかった。

予想通り観客場はすごい混雑だったが、少しずつ前へ出て何とか写真は撮れた。でも彼は、一番向こうの端から二番目の位置に立ったのでかなり遠くて、どこまで写っているか心もとない。まあ自分は、肉眼ではっきり見たのでそれでも十分だが、彼にとっては記念となるので、もしかすると少し残念かもしれない。会場などの写真は、PCへの取り込みが終わればまたあらためて。

トルコ旅行-アヤ・ソフィア

この6日から13日までトルコへ行ってきた。七泊八日の旅。今回はツアーの一員として行ったが、かなりの強行スケジュールで、さすがにヘトヘトになった。業界の招待旅行で同じような団体ツアーに参加したことはあって予想はしていたものの、旅行会社の企画ツアーに乗るのはこれが初めて。TVや写真で知っていたような景色を、かなり断片的に、眼前にフラッシュショットのように次から次へと詰め込まれるように見て回った。これではいつまで息が続くかなと思ったら、ちょうど旅の終わりになった。

われわれは9人というこじんまりしたチームだったが、一種のブームなのか、レストランやホテルでは他のツアーの日本人客で一杯。聞こえてくるのは日本語ばかり。一番多いときには、昼食のレストランの前に8台ものバスが停まっていた。みやげものの店へ入れば、トルコ顔の店員はみんな日本語で話しかけてくるし、あとはバスの中なのでもちろん日本語ばかり。おそらくこれからトルコ語を聞いたとしても、判別さえもできないだろう。

まあ最後にデジカメは壊れるしで、トラブルもあったが、それでも総括すればやはり思い切って行ってよかったと思う。天候にも恵まれた。何よりの収穫は(まあこれが私にとって、もともとの今回の旅の眼目だったが)、「アヤ・ソフィア」という、ローマ時代というよりヨーロッパ古代文明の最後を飾り、歴史上まばゆいほどに大きく輝く奇跡のような建築空間を実際に体験できたことだったと思う。大げさな修飾をしたが、これは行ってからの感想をかなり伴っているといってよい。旅行のほぼ初日に行ったのだが、その感動は旅の間も徐々にだが少しずつ、さらに大きくふくらんできて、どうやらいまだにそれは続いているようだ。
アヤ・ソフィア-1

スケールや規模だけなら、現代の技術をもってすれば、さして驚くようなものではないだろう。でも、それまでやそれからのはるかな歴史、書物による図面や建築の知識、さらに当時の工法や技術を多少なりとも知っていて実物を見ていると、いかに偉大で凄絶、空前絶後の建築物だということを強く感じて、本当に圧倒された。時間もなかったが、久しぶりに興奮して、あえぐように堂内を足早に歩き回った。
アヤ・ソフィア-2

新年明けまして2010

新年明けましておめでとうございます

いよいよ2010年の幕が明けた。さっきおととし年末のブログを読み返してみると、リーマンショックのことにふれていて、翌年(つまり去年)のことは暗い予想しかできないとか書いてあった。予想通り、昨年の景気は冷え込んだままだったが、今年は少しは明るい希望が持てるのではないかと思う。

さて、年明けも恒例で音楽のことを少し。年末の続きでジャズを。大晦日のと同じく、これも昨年の同じときに友人に教えてもらったものだ。帝王マイルス・デイヴィス率いるバンドによる So What 。探していると、私もレコードを持っている KIND OF BLUE というアルバムに収録されたのも出ていた。そっちはピアノが確かビル・エバンスなので迷ったが、映像はなくてアルバムジャケットの静止画だった。ということで、やはりまだ若きジョン・コルトレーンが出ているこっちにしておこう。すばらしく「クール」な演奏で、マイルスのかっこいいこと! のめりこんで聞いていた大学時代、京都の狭くて暗いジャズ喫茶にこもった思い出が彷彿としてくる。

Miles davis et John Coltrane - So what

今年一年がよき年でありますよう。

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