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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

ホームページの更新:補足

先日の更新(2010/5/26)の時に分かった事務所のホームページ閲覧上の障害について報告しておきます(サイトの「お知らせ」には書いていましたが、とまどう方もおられるようなので、あらためてここにも書いておく次第です。)

さてホームページをのぞいていただければすぐ分かりますが、設計した建物の平面図が見られるようになっていて、そこにたくさんの黄色いカメラが描いてあります。それらをクリックすると、その位置から見た写真を表示する小窓が出てくるようになっています。言葉で書くとややこしいのですが、その小窓の写真脇には矢印が描いてあって、元の平面図のカメラの他に、それをクリックしても写真を切り替えることができるようにしています。

ただ、これがいつのまにか Internet Explorer ではできなくなっていました。小窓が消えてしまうだけです(平面図のカメラをクリックしていけば正常に動いていきますが)。バージョンを6から8に上げてみましたが、やはりだめでした。また小窓の表示も他のブラウザに比べてかなり遅く重たい感じです。

Firefox やGoogleのクロムでは大丈夫なので、矢印は一応残してありますが、Internet Explorerをお使いの方は、どうか悪しからずお願いします。

このあたりが、Internet Explorer はもはや標準ブラウザではなくなったと以前書いた理由の一つです。確かにまだまだ Internet Explorer のシェアは大きいので、当初は矢印自体を省いてしまおうかとも考えたくらいです。

今のところとりあえずそのままにしてありますが、みなさまの率直なご意見やご教示などいただけましたら、大変ありがたいのですが。

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蛍狩り

昨夜、高槻の摂津峡まで蛍(ホタル)を見に行って来た。ビーバー隊のお伴だから保護者も多いが、今回はスカウトの兄弟や、見学のために家族全員(6人)で参加された方もいて、総勢20人を超えていた。

JRで高槻駅まで行き、バスで上の口へ。15分ほど歩いて渓流のところへ出たのが7時20分くらいだったか。今調べると昨日の大阪の日没は7:08。すでに日没時刻を過ぎているが、やはり町の明かりが映って空はほんのりと明るい。一同持ってきたおにぎりの夜食をとりながら待つが、なかなか現れない。食べ終わり待ちきれなくなった子どもたちは、石を川に投げ込んだりして遊び始めた。この年代だと、そう長くは行儀よく待ってくれないのでまあしかたがない。

そのおかげで少し聞こえにくくなったが、、あたりで鳴いている河鹿(カジカ)ガエルの詠唱が何とも見事で、わたしは着いたときに気がついてからずっと聞きほれていた。ホタルが出てこなくても、これを聞けただけでも来たかいがあったと思ったくらい。主旋律と伴奏があって、次々に入れ替わり、複数が重唱し輪唱して本当に不思議な音楽のようだった。

実は私自身、蛍を見るのは生まれて初めてで、ちょっとドキドキしていたが、そのうちあちらで一匹こちらで一匹と、少しずつ光が点灯しはじめた。自分の予想よりもはるかに強い光だった。下を見るとちゃんとと水面にも映っている。しばらくして一匹がよろよろという感じで近くへ飛んできて、差し伸ばした子どもの手の平にとまった。当然だが、しばらくは大騒ぎになった。

ある父さんから、アメリカにもホタルはいるが、日本のように点滅せず、つきっぱなしだそうだと聞いた。そのせいで日本人は「風情」を感じるのでしょうかと話されていたが、確かにスイッチを入れた電球のようだとすれば興ざめかもしれない。でも消えなくても、きっと濃淡か強弱くらいの変化はあるのではないだろうか。

ホタルでは下の歌が以前から強く記憶に残っていて、行く前からホタルを初めて見るのを楽しみにしていた理由の一つだ。彼女は恋愛遍歴でも有名な歌人。あとで聞いた余談だが、この時期のこのあたりは絶好のデートスポットになっているそうだ。

もの思えば沢の螢も我が身よりあくがれいずる魂(たま)かとぞ見る
和泉式部