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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

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寒風の大晦日

いよいよ大晦日だが、朝から雪がちらつく強い寒風の年の瀬。今年はいろんな事もあり、いつにもまして厳しい年だったが、それにふさわしいようなしめくくりになった。

朝、公園を通ると、たくさんのハトが地面にうずくまっていた。思い切りふくらませた羽根の中に首を縮め、近づいても逃げず、ほとんど動かない。あたりの高木の落葉樹はまったくの裸で、たしかにこんな寒風の中であんなところに留まっているのは大変だ。地面の上の方がまだしも暖かいのだろうと思った。常緑の高木でクスノキやヒマラヤスギはあるが、あまり居心地がよくないのかもしれない。家に戻ると、スズメたちもたくさん家の前の道端に降りてきていて、これはさすがに近づくといっせいに飛び立った。

寒風の鳩たち

年賀状もようやく昨日投函したばかりで、最後まであわただしい一年になった。喪中欠礼の人が多かったのも印象的。イースターは4月ごろだが初春に掛けて、よく聴くバッハの「復活祭オラトリオ」をかけた。無事に年を越せることへの感謝と、来る年がきっとよき年でありますようにと復活の深い祈りをこめて。

みなさまもどうかよいお年を

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赤垣会と平城京

この年末、あわただしかった。叔母が亡くなったり、こまごました仕事を片付けたり、いつものように飲み会があったりして、あっという間に一ヶ月以上経ってしまった。途中、体調を崩したこともあった。亡くなったのは父方のおばだが、なんと100歳の大往生。父は末っ子だったので、これで父方のおじおばは、全員鬼籍に入られたことになる。

先週末は、毎年ここにも書いている赤垣会だった。東京のレーモンド事務所時代の仲間が関西で集合する恒例の忘年会。もう25年近く続いていると思う。まずは土曜日の夜、うさぎ年だからか本町の「美々卯(みみう)」本店で、うどんすきのコースで宴会。「美々卯」で赤垣会をやるのも二回目になるが、前回はおそらくもう十五年以上まえのこと。みんな記憶がおぼろになっていた。

平城京大極殿
翌朝、近鉄線の鶴橋駅ホームで朝九時半に待ち合わせて奈良へ。どこへ行くか決めていなかったが、遷都1300年の平城京は見ていないというので、西大寺で下りて歩き出した。まずは復元なった大極殿(だいごくでん)を訪れ、そこから宮内省や遺構展示館を経て東南端の東院庭園へと、平城宮跡を歩きまわった。前日から寒くなってきていて、前夜の帰りにも雪がちらついたが、この日も天候はどんよりとしていて、雨といっても驟雨(しゅうう)だが、降ったりやんだりで、東院ではついにみぞれになった。

空も明るく雨が小降りになったので、東院を出、宮跡を後にして、付近の法華寺、海竜王寺、さらに在原業平(ありわらのなりひら)ゆかりの不退寺まで足を延ばした。東院や法華寺は行ったことがあったが、未訪の海竜王寺が正月準備で閉まっていたのは残念だった。

とっくに昼を過ぎていたのでタクシーを呼んで、不退寺から「ならまち」の鰻(うなぎ)屋「江戸川」へ。すばらしく大きな民家を改修した店で、造りはとてもいいのだが、味はうなぎ大好きの私にとって、以前から多少?だった。わざわざ「東京風」と書いてあって、もちろん蒸してから焼いてあるので柔らかい。食後、まあ江戸っ子と言っていいK君は、聞いたわけでもないのに、見た目はまったく東京風でも、ちょっと味が薄いんじゃとの評。私や島根のK君も、そうそうやっぱりそうだなと相槌を打った。

「江戸川」を出て、「ならまち」を歩く。目的地は十輪院と元興寺。私も含めてみんな以前に行ったことがあるが、とくに十輪院には、あらためて感激した。「住宅風」と形容されるが、何とも伸びやかでいて、同時に繊細で洗練されたスケール感がある。しばらくその気分にひたっていた。
十輪院2010

そこからリクエストで近くの奈良ホテルまで行ってカフェで休憩。敷地内にはレーモンド事務所設計の教会もあった。帰りに以前設計した「ならっぷネットワークギャラリー」にも寄って、一路大阪へ戻ったが、終わってみるとけっこう盛りだくさんのハイキングであった。

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