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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

2013春の始まり

また前回書いて一ヶ月が経ってしまった。仕事の方はようやく一段落がついて、今日はたまっていた雑用などをいくつか片づけた。昨日、近所のジンチョウゲが咲いているのを見つけ、「もう春だよ」という声が聞こてくるような気がした。ずっと前からつぼみが大きくふくらんでいるのを見ていたが、咲くときは、やはりあまりに唐突だ。その変化は徐々にというようなものではなくて、その前後である種の絶対的な断絶があるからだろう。でも今日もまた寒い。陽光はかなり前から春の強さ、陽気を持っているものの、まだ春と呼ぶには一息足りない感じがする。やはり暑さ寒さも彼岸までということで、本当の開幕は来週ということなんだろう。

そういえば春場所が始まった。自宅近くの公園に相撲の土俵があり、毎年ある部屋の練習場に使われている。ブルーシートで覆われていて中はよく見えないが、半透明の部分もあって、見学客がいつもそばでたむろしている。昨日も朝の散歩で通りかかり、横を過ぎようとしたら、「!!!」という何ともいえない一瞬の叫び声が聞こえてきてぎょっとした。言葉にできないような声(音)で、ぶつかり稽古の当った瞬間だったのだろうと思うが、真剣勝負の気迫というか、同時に強い沈黙がその背景に広がり、本当にはっとさせられた。時空が一瞬のうちに変ったような思いだった。印象鮮烈で、しばらくあとで戻ってくる途中に撮ったのが下の写真。やっぱりガラパゴス携帯だからボケボケになってしまった。

2013春場所

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