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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

2013年大晦日

ようやく今年も終わり。でも自分にとっては、今年は本当に大変な一年だった。

まず前半はボーイスカウトで、自分の所属する団が編成のことで地区から不備を指摘され、一時は隣の団との合併まで話しが進み大騒ぎになったが、結局うまく行かなかった。まあ少子化が進んで、どこの団もスカウトが減り、創始者のベーデン・パウエル卿が構想したような本来的な班編成の活動ができなくなっているという反省があってのことで、ある意味やむをえないことだとは思う。大阪連盟でも地区の再編成が進んでおり、全体としてひきしまった体制作りをめざしている途上での、一つのエピソードのような騒動だった。でも自分が所属する団となると、そう気楽なことは言っていられないわけで、自分自身にも予想外にこたえる出来事だった。

また秋からは仕事のことで、自分に直接の責任はないのかもしれないが、施主や工務店に非常な迷惑をかけてしまうようなことが起って、とくにここ一ヶ月ほどはあちこち駆けずり回って大変だった。もちろん工事全体の監修者としては大いに責任があるできごとだからで、ようやく収拾に向かいつつあるが、一時はへとへとになった。

そのおかげで、事務所は先週の土曜日までだったが、そのために遅れている仕事のペースも取り戻すべく、私は今日まで仕事。さっき終えたところだ。だからまだあまり年末の気分になれないでいる。一昨日には年賀状も全て送り、墓の掃除も済ませてきたのだが。

閑話休題

酒を飲み、気分転換にCDをかけた。久しぶり。聴いているのは、今年の初めにも書いたバッハの「クリスマス・オラトリオ」。そのとき書いたのは主にCD2枚組みの二枚目だったが、これは一枚目で、一部から三部が入っている。それぞれ降誕節第一から第三祝日用となっている。残念ながら自分の今年のクリスマスはそれどころではなかったので、遅ればせながらということになるが、今年はこのCDで始まり、このCDで終わることになった。

さて「二つよいこと、さてないものよ」ということわざ?があって、心理学者の河合隼雄氏の本で教えてもらったのだが、裏を返せば「二つ悪いこともさてないものよ」と考えて、苦しいときの座右の銘みたいにしてきたが、今年は悪いことが二つも重なった。まあ「さてないものよ」というのは、たまにはあるかもしれないということだから油断してはいけないと、用意周到な河合氏はちゃんと書かれていた。

それでも良いこともあった。残念ながら自分のことではないが、息子の就職が志望どおりに決まったことで、親としてはそれなりにうれしいと言うか、よかったなと思えるできごとだった。上のことわざ?を年始に彼に話そうと思うが、前にも言った覚えがあるので無視されるのがオチかもしれない。でもまあ、ここはあえて老人力も見せておかねばなるまい。こめられた感情や経験値は到底分かってもらえないかもしれないが。

あと今年亡くなられた方で印象に残ったのは、歌手の藤佳子さん。宇多田ヒカルさんのお母さんとして再脚光を浴びられたときには、ニューヨークでの幸せな家族の暮らしを想像していたのだが。心からご冥福を祈ります。

長くなった。これくらいにしよう。

最後の文句は毎年書いているが、本当に毎年、こめる思いが深くなっていくのを感じる。とくに今年は格別だ。

私にとって、そしてこれを読んでいただいている皆様にとって
来る歳が、本当にきっとよき年でありますように!!!

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