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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

ケヤキの紅葉

昨日、事務所へ出る途中で撮った写真。真田山公園のケヤキ。この左手の土手にはニレ科の大木の並木がある。その最北端にある木だが、並木を構成する樹種は多分ケヤキとエノキだと思う。ムクノキも下にはあるようだが、ケヤキか、もしかしたらムクノキと思う木には実の印象があまりないので、土手にある大木はこの二種だけのようだ。彼らは自分が幼いときにもすでに堂々たる大木であった記憶があるので、自分にとっては文字通り人生の大先輩と言うような存在だ。

真田山公園のケヤキ2014-1

今年の気候は過去二年ほどとはかなり様相が異なり、秋分の彼岸前には涼しくなってくれた。地球温暖化もあるからどうせまた暑さがぶりかえすだろうと思っていたらそうでもなく、そのまま秋になってきてかえって意外な感じを味わった。でも静かな秋というのにはほど遠く、10月に入って週末になるたびに連続で台風が来て、あまり気分が落ち着かないような天候が続いている。

真田山公園のケヤキ2014-2

この公園は朝のウォーキングで必ず通るので、この木も見慣れているはずだが早足だし、これを撮った中段の部分はほとんど歩かないのでそれほど印象にない。だから久しぶりに出勤前にそこを通って、まだはしりだがなかなか紅葉が美しくて、思わず持っていたアイパッドで写真を撮った。

早めに冷え込んできているので今年は紅葉が鮮やかといううわさだ。エノキは黄葉だが、ケヤキは紅葉。これからどんなファッションショーを見せてくれるか期待しよう。

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大学同窓会

大学時代の同窓会に行って来た。同じ学年同士だから全員集まっても90名。すでに亡くなった人もいるし、やはり東京勤務の人が大半だから、19名集まったのは多い方かもしれない。東京や北海道から駆けつけた人もいた。ゴルフが主体で、毎年この10月の第3週末が定例だが、わたしは今までボーイスカウトの団委員会と重なり、前に行ったのはもう10年近くも前のことになる。

高槻森林観光センター1

今回の場所は、大阪府の高槻森林観光センター。行って見て分かったが、建物の設計は建築家の瀧光男氏(多分?)。もう亡くなっておられるが、大学の大先輩でもある。氏らしい木の仕上材を多用した爽やかな雰囲気のデザインで、宿泊棟はこじんまりした造りだが、露天風呂まである。浴場は宿泊客だけでなく一般にも開放されていて、そう広くはないが、洗い場中央に現代の酒船石とでも呼びたいような見事な巨石の造形が置かれ、そこから温泉があふれ出るようになっているのはなかなか見事だった。写真が撮れなかったのは残念。あとで聞くと、去年も同じところで企画したものの、予約がとれずにあきらめたそうで、人気も高い施設のようだ。

大半のメンバーは夕方JR高槻駅前に集合し、施設の送迎バスに乗って到着。三々五々ゆっくりと風呂に入ってから広間で宴会。久しぶりに楽しくにぎやかな一夜になった。翌早朝、ゴルフ組13名は数台の自家用車に分乗して近くの高槻カントリークラブへ。残ったわれわれは朝食も遅く、のんびりと10時の送迎バスを待って施設を後にした。

高槻森林観光センター2

ただ私一人は、途中の上ノ口のバス停のところで降ろしてもらい摂津峡を歩いて下ってきた。子どもたちが小さいころに家族で何回も来ていて、ボーイスカウトでも来たことがあり、なつくかしくて久しぶりに歩いてみたいと思っていたのだ。でも名高い渓流の景色はとてもすばらしかったもののあまり覚えておらず、それどころか一人だからか、予想よりもはるかに短時間で降りきってしまい、記憶に残る感じとはまったく合わず、大いにとまどってしまった次第。