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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

オオバン

この前分からないと書いた鳥の名前がようやく分かった。オオバンという種類だった。機種によっては文字化けするかもしれないが「大鷭」という漢字。どうもイメージの湧きにくい多少無粋な名前だが、なぜこんな名前なのかは今のところどこにも情報がなかった。

バンという鳥の大型らしいが、カモではなくてツルの仲間のクイナの一種だそうだ。上の名前にリンクしたウィキペディアの写真や図鑑などでも岸辺を歩いている写真が多く、大きな足だが水かきはない。だから余計によく分からなかったのだが、大阪城の地図をお借りした「大阪城公園鳥だより」というサイトに「こんなん出てます」というブログがあって、そこを読んでようやく検討がついた次第。でもこのサイトには野鳥図鑑のページもあってそこは見ていたのだが、下記のように書いてあり写真も体色が白っぽくて違うと思っていたのだ。

<2001年11月25日~12月10日まで、一番やぐら下付近の南外堀に1羽が滞在。2003年11月21日には、千貫やぐら下の西外堀に1羽の過去2回の観察記録のみ。大阪城公園では大変珍しい種である。>

まあWEBでも最初に読んだのは「非常に警戒心が強い」とあったが、次には「人になれた鳥」の例として紹介されたていたから分からないものだ。今では毎日70~80羽くらいの観察記録がブログにある。まあ人と鳥の付き合いもどんどん変わっていくということらしい。ちなみに足に水かきがないと書いたがヒレ?があるそうで、水に潜っていって餌をとる。

雑食だが大型のバンと言ってもカモよりは小さく、せっかく潜って採ってきた水草をよくカモに横取りされるという記事と写真がどこかのWEBに載っていた。ウィキペディアの写真でも見るように、白黒のストイックな意匠で一見コワモテの印象があるのだが、意外にやさしい気性のようだ。

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大阪城公園のカモたち

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この写真は大阪城公園の森之宮口を入ったところにあるベニバスモモの今朝の写真。そろそろ満開というところ。入り口広場の周囲にたくさん植わっていてJR環状線からもよく見え、以前通勤していたころはここのサクラは早く咲くなと思っていたが、数年前に看板の表示でサクラではないことを知った。この花はもう少しピンクが強いと思ったが、これからだんだん赤くなるのだろうか。

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さて本題のカモたちのこと。上は東の外濠の今朝の写真。少し減ってきて50羽くらいだったろうか。前に書いたマガモに似た頭の茶色いのと白黒ツートンカラーのがいるが、白黒で体の脇に白が入るのはキンクロハジロだと思う。下のは数日前に内濠で撮ったものだが、彼らは人に慣れているのか逃げずにいてくれた。それもあってガラ携のカメラのわりに珍しくきれいに撮れた。東の外濠では思い切り岸が低いからか、岸近くにいるのを見つけて写真を撮ろうと思って近づいていくと、みんな水面を滑るようにツィーッと逃げていってしまう。下の写真で特徴のないのはメスだろうが、鳥はツガイで行動するのが多いというのも最近知ったばかりだ。夫婦仲がとてもいいようで、これも鳥に親しみを覚えるようになった要素のひとつ。
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さて先ほどの今日の写真で左手の一番手前にいる黒いカモが、いまだにもってまったく名前が分からない。下のも比較的近くで撮れた今日の写真だが、体全体がほぼ黒で、顔の真ん中だけに白い線が入り、くちばしも白いのでつながって見える。あちこちの濠にたくさんいるし分かりやすそうな姿なのだが、図鑑で見てもこういうのは見つからないのだ。いったい何なんだろう?
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場所が変わるが、ウォーキングで最後に通る南の外濠はもともと鳥の数は少ない。でも昨日はカモのほかにも珍しくユリカモメがいた。飛んでいるのでなく浮かんでいるユリカモメは初めてだった。ここは水面までかなり遠いので写真は難しいが、今朝は水面の真ん中あたりに固まって25羽ほどが浮かんでいた。みな頭が茶色のヒドリガモというような種類で、一種類で群れているのも珍しい。集まって旅立ちの相談でもしているのかと思わせるような光景だった。

鳥たちのこと

昨日書いた記事の大阪城公園のマップは、書いたように「大阪城公園鳥だより」というサイトからお借りしたのだが、鳥の記事を探していて知ったのではなく、大阪城公園マップをグーグルの画像検索で調べていて見つけたものだった。選んだのは単に一番見やすかったからで、サイトのことは、載せるなら引用先を書いておくべきかと思ってそこに飛んでみてから知った次第。

記事の内容と合致していてびっくりしたが、しばらく中をのぞいてみた。すると鳥たちの近況を書いているブログがあって、読んでみると内容のすごさに驚嘆。最近、鳥類図鑑を開いたりしているので名前だけは知っていても、出るわ出るわ、あそこにこんなにたくさんの鳥たちがいて、それをきちん把握している人がいるんだというのを知って本当に脱帽の気分になってしまった。

自分の普段の生活範囲で知っている野鳥というと半年ほど前までなら、カラス、スズメ、ハトだけだったと言ってもいいと思う。最近は少し増えて、カモ以外にムクドリ、メジロ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、それに月曜日に見たユリカモメが加わったが、まあそんなもんでしかない。

でもプロ?にはかなわないのは当たり前として、少しずつでも覚えていければなかなか楽しそうだ。場所に執着しつつもしばられるケモノたちとは違って、空と水と陸の三世界を自由に場所を変えて行き来し、奔放に飛び回っては泳いで潜り、歩いて徘徊もできる鳥たちを、そんなことを考えながら眺めていると、一種純粋なあこがれの気持ちが心の底から湧き上がってくるように思う。

大阪城公園のカモ

大阪城マップ

カモのことは先日も少し書いたが、あれからすぐまた体調を崩してしばらく朝のウォーキングは休んでいた。ようやく半月ぶりくらいに今週からまた歩き出したが、梅林とカモが気になってやはり森之宮から入って東の外濠沿いを北に行き、大阪城ホールあたりの青屋門から中に入って戻ってくるコースをとっている。これだと全体で1時間を超えてしまうが、見所がいくつもあってなかなか楽しい(上の地図は「大阪城公園鳥だより」というサイトからお借りしたもの)。

大阪城梅林2016

梅林はすでに盛りを過ぎたようだが、歩いているとまだまだ漂う香りにいやされる。でもそれより、もしかするともう旅立ったのではと思ったカモたちがたくさんいたのがうれしかった。中でも東の外濠は岸が低くてかなり近くで見ることができるのがうれしい。しかも岸の距離が長いので早足で歩いていてもだんだん目が慣れてきて、種類なんかも多少見分けられるようになってきた。下のは思いっきりブレているが、マガモだろうか。
大阪城のカモ2016-1

次もガラ携のカメラなのでブレたりしているが、二枚とも東の外濠で撮った。
大阪城のカモ2016-3
大阪城のカモ2016-2

最後は青屋門を入ったところの東の内濠で撮ったもの。黒に白のツートンカラーで、スズガモかキンクロハジロというんだろうか、外濠にもたくさんいて、彼らはもぐっていって餌をとる。あとマガモに似たのでオスの頭が茶色のがいるが、東の外濠でこの前見ているとこれも水中にもぐっていった。もぐらないと聞いたマガモに外見はとてもよく似ているのでびっくりしたのだった。
大阪城のカモ2016-4