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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

奈良の古建築-13:長弓寺-2

だからまあ、図面は「絵」とは違い、あえて言えば文章と絵との中間くらいの存在なのだろうと思う。知らない外国語の文字の羅列を見たときと同じようなもので、単語の「意味」が分からないと図面も「読め」ないということだ。

閑話休題(かんわきゅうだい)。
とはいえ少しずつ説明を加えれば意味も分かり、それなりに読んでもらえるとは思うので、もう一度あの断面図を今度は少し拡大してあげておこう。
長弓寺屋根拡大図

出典は同じ本の同じ図面だが、薄いグレーは私が塗ったもの。この色の部分がいわゆる屋根裏(天井裏)で、普段は人の目にふれないところだ。実は今回書こうとしている主題は、このグレーの部分をかかえた伝統建築の屋根についてのことだ。

でも一足飛びに話はできないので、少しずつ書いていく。まずは左手にある正面の軒の部分から見ていきたい。ただしこの図は建物中央部の断面なので、ここは向拝(こうはい)と呼ばれる、部分的に突き出した庇(ひさし)状の部分になる。外観写真をあげておこう。
長弓寺外観

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