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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

地震そして辛夷の花

地震後の経過は予想以上にひどい。いつも自宅で昼食をとるが、今までつけたことはなかったTVを見るようになった。原発の事態は悪化するばかりで、もはや終わってしまった被災地の様子など脇に追いやられている気がするくらい。それだって辛いニュースが大半なのだが。

震災後5日目になるが、16年前を思い起こすと、たしか長田の火事はまだ続いていたのではなかっただろうか。私は多分、被災地の中をひたすら、ただただやみくもに歩き回っていたころだと思う。まだ必要な情報や体制がまったく整わず、ほとんどが大変な、そして悲惨な話しの聞き手としてのボランティアだった。その惨状の記憶も痛切なものがあって、だから今回のTVも見ていて正直本当につらいところがある。CMになって暖かくホッとするような気分になったのは初めてだ。

昨日から冷え込みが強いが、当初から北の地方だからあのときの神戸の気候とあまり変らないのではと思っていた。だから余計に記憶がダブってくるところがある。

被災された方々には、本当に心よりお見舞いを申し上げます。

こぶしの花2011
朝のウォーキングは今も続けている。でも、神戸の時のボランティアから一旦、あまりにも平常な大阪に戻った時に感じた激しい違和感は忘れられず、どういったらよいかよく分からないが、何か一種罪悪感のようなものを感じながら。

そのウォーキングの途中で今日撮ったコブシの花の写真。最近はコブシの街路樹も時々見るようになった。でも事務所裏の公園のはまだまだだが、この通りのは日当たりがよいからか、蕾が膨らんでいるなと思って歩いていたら、この木に出くわした。一時はみぞれも混じるような厳しい天候だったが、ようやく今年初めての確かな春に出会った感じがした。花なら梅の花は見ていたが、梅だとまだまだ冬の中という気分が強い。寒気の中だったが、自分にとっては今年の春の始まりを告げてくれる景色だと思い、引き返して携帯のシャッターを切った。

ただ自分でもどういうことかよく分からないが、なぜか痛烈に思ってしまう。
もう少しで春だったのに・・・!!と。
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  コメント


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そうですか、あの時は現場に行かれてたのですか。
シンガポールにいた私は、何も知りませんでした。
しかし、心が痛みます。原発の復旧部隊には、涙が出ます。現代の、特攻隊ではないですか。

新平 | URL | 2011年03月20日(Sun)13:13 [EDIT]


書き込みありがとう

湊山先生。書き込みありがとう。
でも「特攻隊」は違うと思うよ。そういうことを二度と繰り返してはいけないし、彼らだって、意味をきちんと理解すればきっと心外だろう。でもまあこれもあまりよくない連想を引き出すのは同じだが、私としては、縄文時代から営々と日本列島に培われてきた「大和魂」があらばこそ行ってくれたんだと思いたい。

松田 | URL | 2011年03月22日(Tue)21:34 [EDIT]