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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

台風12号

今回の台風は、ここ大阪市内ではそれほど大した影響もなかったが、紀伊山地には大変な雨台風だった。日曜日のニュースで、あるところの電信柱が、電線のすぐ下あたりまで流れる泥水につかっている映像を見て、本当に仰天した。場所によっては降り始めからの雨量が1.8メートルというものすごい量の雨で、雨量をメートル単位で表記しようと思ったことなど今までにはなかった。

もしどこへも流れないとすれば、あたり一帯全てが数日で1.8mの水たまりになるということだから、それだけで一階の高さの半分ほどが水につかる量だ。ただし山の斜面に降った雨はみな低いところ、つまりは谷筋に流れ落ちてくるのだから、これはあの渓谷だらけの地域では、明らかに流れ去る量より流れ込んでくる量の方がはるかに多くなるだろう。ストックできる量を超えたら、あとはあふれる他ない。長時間激しく降る雨は本当に恐いものだ。

さらに今回の「激しく」というのも生半可なものではなかった。ある地点の時間雨量が130ミリ超というような数字にも本当に愕然とさせられた。ほとんど想像もつかないような激しさだ。

被害にあわれた方々には、ここに心からお見舞い申し上げます。

実はその一週間前の週末、大阪市内でも激しい雨が降った。かなり局地的だったようだが、ちょうど事務所を出ようとしていたときで、窓の外は少し雨が降り出していた。上空は黒い雲がかかっていたが、西の空を見ると、ほの白く明るいので、少し待てばやむかなと思って待っていた。ところがやむどころか、しばらくすると激しい雨になり、確かに上空の黒い雲はなくなり、全体にほの明るいような天空だったが、ちょっと恐いくらいの降り方になった。白いのは空の雲ではなくて、雨そのものの景色だったのだ。

これはもう少し待とうとして、ふと雨量を計ってみようと思いついた。窓を少し開けて、手元にあったマグカップを右手に握って突き出した。このビルの窓に庇はない。雨は降り止まず、もう少し、もう少しと、しばらくの間我慢して腕を突き出していた。一応腕時計を見ていたので、20分立って引っ込め、たまった雨量を測ってみたが、21~22mmくらいになっていた。

単純に計算すると一時間で63~66mmくらいだが、大粒の雨はかなりはねて出て行っていたので、あとで新聞で70~75mmという記事を見たが、それくらいはあったと思う。

一応その結果を確かめ、そろそろ出ようとして下へ降りたが、すでに道は洪水状態だった。大阪女子マラソンの舞台にもなる広い玉造筋一面が、河の流れのようになっていて歩道と車道の区別もつかず、入口から右手を見ると、歩道のマンホールから水が噴水のように30センチほどの高さで吹き上がっているのが見えた。

一瞬目が丸くなり、唖然としたまま事務所に引き返した次第。
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