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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

姉歯建築士-5

政治というと金がつきもののように言われるが、そういう悪い意味はともかく、実際、お金の裏づけがあって初めて物事は動いていく。家計があって、そのやりくりに頭を痛めるのはどこの家庭でも同じだろう。食費に始まって住居や服食費、光熱費、レジャーや、嗜好品・・・どこにどのくらいお金を使うかというのは、日々の小さな決断の積み重ねだ。進学や就職、結婚から葬式に至るまで人生のあらゆる細部にまでお金のことはつきまとう。

建築の世界ももちろんだ。前に書いた「善い」方向を見つけるというのも、実はお金の話の整理が苦労の半分以上かもしれない。確かにお金というものはいわば「善」を物質化したものと言ってもよいと思う。これの裏づけを得て、物事はいっそう具体的になり、明確な姿を現すようになる。いわば「経済」の光が、雑多に交じり合った物事の全体的な秩序を一気に照らし出すというような具合で、古代の哲学的な「善」の意味とはもしかするとこういうことだったのかと目からうろこが落ちるような思いがしたことは何度もある。

ただし「善」と「お金」はある意味並行的な価値であっても、精神的と物質的というような違いは歴然としてあるだろう。今なら全ては経済だというような風潮もあって精神的な価値など風に吹かれて飛んでしまいそうだが、人の命にまで値段をつけるとき(今は裁判でも珍しくないが)、かろうじてその価値の虚ろな正体が見えてくるように思う。でも少しこういう議論に深入りしすぎたようだ。次回は軌道修正して本題へ戻ろう。・・・続く
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姉歯が1匹、2匹・・・えっ万里の長城まで偽装かよ(動画)

偽装問題のネタが尽きない。この件に関しては当然政治家も絡んでいることは否めない。特に小泉総理にも金が回っているだろう。となれば故田中元総理の「第二のロッキード事件」に発展する可能性は大いにある。ただそこままで追求出来る人間がいるかどうか・・・。人はみなわ

プールサイドの人魚姫 2005年12月13日(Tue) 18:04