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松田靖弘のブログ

仕事とする建築のことや大学で教えている緑のことなどをはじめ、自分の日常の些細なことまで含めて気が向くままに書いていきます。

照明 その2

ライズの主宰者 岡幸男さんとは、大阪で勤めていたころからのご縁。わたしも住宅の照明程度なら自分でやるが、照度の要求が明確なオフィスや、さらに過酷な条件のある店舗などだともちろんのこと、特注で作る場合があれば組んでやらせていただくことも多い。(ただ言っておかねばならないのは、私の場合ライズにとっては仕事のヴォリュームが小さすぎ、いつも半分ボランティア状態になってしまうので内心は心苦しいのだが、岡さんの笑顔と好意にかまけてついつい頼んでしまうのだ。)

確かに照明デザインはなかなかむずかしい。日中の照度は人工照明のとは桁が違うくらい明るいのに、それにやすやすとついていける驚異的(とも思えるよう)な人間の眼があるからだ。人工照明でどんなに明るすぎるといっても太陽光にくらべればまだまだクラスが一つ下の状態にすぎなくて、他とのバランスはあるにせよそれだけで眼がつぶれるようなことなどあるわけもない。

まあだからかえって難しいのだが、光のデザインは空間デザインの大きくて重要な要素の一つというのは確かなことだと思う。わたしの場合、普通の住宅だとあまり劇的なことは、考えてはみても結局やらないことが多いが、これは住まい手の個性にもよるし、人工照明だと思い通りにできすぎるというのもある。建築家としてはやはり日中の太陽光で勝負したいというのが正直なところなのだ。
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